D23の最終日となる2026年8月16日(日)の夜、アナハイムのホンダセンターで行われたのが「ディズニー・レジェンド授賞式」です。ディズニーが授与できる最高の栄誉に、今年は11組が選ばれました。アン・ハサウェイ、ドウェイン・ジョンソン、ボブ・アイガー、リン=マニュエル・ミランダ、ジョナス・ブラザーズなど、豪華すぎる顔ぶれ。この記事では、11組それぞれの紹介者・パフォーマンス・スピーチの中身を、一挙にまとめて解説します。
- 要点まとめ:2026年のディズニー・レジェンドは11組
- リン=マニュエル・ミランダ|「Part of Your World」の替え歌で感謝を伝える
- アラン・テュディック|小児がん病棟の天井タイルの話が忘れられない
- キム・アーヴァイン|50年以上ディズニーランドを守ってきた人
- ジョナス・ブラザーズ|ジョーの初めての言葉は「ガストン」だった
- スーザン・イーガン|歴代ベル4人とKATSEYEが祝福
- クリス・バーマン|「お前の言葉はもう冥王星に向かってる」
- ジェリー・ブラッカイマー|額に入れて飾ってあるシャンパンのメモ
- エリック・ゴールドバーグ|ジーニーが「ディズニーでの初仕事」だった
- アン・ハサウェイ|「どうやったらレジェンドになれるの?」への答え
- ドウェイン・ジョンソン|会場全員で娘の誕生日を祝う
- ボブ・アイガー|オズワルドは「アル・マイケルズとのトレード」で取り返した
- さいごに
要点まとめ:2026年のディズニー・レジェンドは11組
- 日時・場所:現地時間2026年8月16日(日)/アナハイム・ホンダセンター
- 司会:ライアン・シークレスト(2回目)
- 冒頭挨拶:ジョシュ・ダマロ(ウォルト・ディズニー・カンパニーCEO)
- 配信:Disney+で同時配信
- 制度について:1987年にフレッド・マクマレイが第1号。今回を含めて累計329人が選出されています
今年の11組と、それぞれの紹介者はこちらです。
| 受賞者 | 分野 | 紹介者 |
|---|---|---|
| リン=マニュエル・ミランダ | 映画・音楽 | アウリイ・クラヴァーリョ |
| アラン・テュディック | 声の出演 | ジニファー・グッドウィン |
| キム・アーヴァイン | イマジニアリング | ミンナ・ウェン |
| ジョナス・ブラザーズ | テレビ・音楽 | ヴァネッサ・ハジェンズ |
| スーザン・イーガン | 声の出演 | 歴代ベル4人+KATSEYE |
| クリス・バーマン | テレビ(ESPN) | スティーブ・ヤング |
| ジェリー・ブラッカイマー | 映画 | オーランド・ブルーム |
| エリック・ゴールドバーグ | アニメーション | ジャレッド・ブッシュ |
| アン・ハサウェイ | 映画 | デヴィッド・フランケル+アナ・ウィンター(映像) |
| ドウェイン・ジョンソン | 映画・声の出演 | エミリー・ブラント |
| ボブ・アイガー | リーダーシップ | ジョシュ・ダマロほか5名 |
リン=マニュエル・ミランダ|「Part of Your World」の替え歌で感謝を伝える
紹介者は、モアナの声でおなじみのアウリイ・クラヴァーリョさん。「リンを本当に特別にするのは、彼が作る音楽だけじゃなくて、創造性の中にある寛大さなんです」と語り、10年間もリンさんの曲を歌わせてもらってきたことへの感謝を述べていました。
そのあとが圧巻で、ジョーダン・フィッシャーさんら大勢のパフォーマーによる、リンさんの楽曲メドレー。「How Far I’ll Go」「We Don’t Talk About Bruno」「You’re Welcome」「Scuttlebutt」に、『ハミルトン』の楽曲まで織り交ぜた構成でした。
そしてリンさん本人のスピーチが、なんと「Part of Your World」の替え歌。9歳の頃、テレビの前でぬいぐるみのセバスチャンと歌い、カシオのキーボードでシーンに合わせて弾いていた——そんな子ども時代から、今ここに立つまでを歌にしていました。
「僕はまだ9歳だった。テレビのそばで、『アンダー・ザ・シー』の一行一行を覚えていた。毎晩祈っていたんだ。僕が書く音楽が、いつか君の世界の一部になりますようにって」

歌詞の中で、アラン・メンケンさんやハワード・アシュマンさんへの憧れにも触れていました。同じD23で『美女と野獣』35周年パネルが開かれていたことを思うと、余計にぐっときますね…!
アラン・テュディック|小児がん病棟の天井タイルの話が忘れられない
2012年の『シュガー・ラッシュ』のキング・キャンディ以降、ディズニー・アニメーション作品に毎回出演し続けているという、業界屈指の声の持ち主。スタジオでは「幸運のお守り」と呼ばれているそうです。
紹介者のジニファー・グッドウィンさんは、「ウォルトがどこかに『迷ったらアランに電話しろ』ってメモを残したんじゃないかと本気で思い始めています」とコメント。
アランさん自身のスピーチは、子どもたちとの出会いの話から始まりました。親に「この人がキング・キャンディだよ」と紹介されても、子どもは腕を組んで「嘘つきだ」という顔をする。そこで役の声を出すと、パッと顔が輝く——という定番のくだりです。
そして数か月前、小児がんのチャリティイベントでの出来事へ。7〜8歳の女の子が腕を組んで睨んでいたので、『モアナ』のヘイヘイのサインに「バコック!」と鳴き声を書き足しながら実演したところ、その子が笑い転げてくれたそうです。
そのあと小児科医に呼ばれて見せられたのが、子どもたちがベッドの上の天井タイルに描いた「自分をいちばん幸せにするもの」の絵でした。
「ヘイヘイ。ヘイヘイ。ヘイヘイ。……もちろん、ヘイヘイを作ったのは僕じゃありません。僕はそこに付け加えただけです。僕の貢献は小さい。ここにいるのは素晴らしいチームです。でも僕は、これだけの喜びの“大使”をやらせてもらえているんです」
キム・アーヴァイン|50年以上ディズニーランドを守ってきた人
名前を知らないゲストがほとんどでも、その仕事は誰もが体験している——そんな存在がキム・アーヴァインさんです。カリブの海賊、ジャングルクルーズ、イッツ・ア・スモールワールド、ティキルーム、眠れる森の美女の城。ウォルト・ディズニー・イマジニアリングのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターとして、数千件のプロジェクトに関わってきました。
両親ともにディズニーのスタジオで働いていたという、生粋のディズニー育ち。1970年、当時はまだWEDエンタープライズという社名だった頃にキャリアをスタートしています。
「夏の間だけ働くつもりだったんです。当時はマーク・デイヴィス、メアリー・ブレア、ジョン・ヘンチ——お気に入りのレジェンドたちがまだ全員そこで働いていました。彼らは大きなテーブルを囲んで私たちと一緒に模型を作りながら、ウォルトと働いた話やディズニーランド建設の話を聞かせてくれたんです」

ホーンテッドマンションの「マダム・レオタ」の顔は、キムさんのお母様がモデル。そしてナイトメア版で呪文を差し替える際には、キムさん自身がその役を引き継いだそうです。親子二代でマダム・レオタなんですね…!
スピーチでは、運営・商品・メンテナンスの各部門への感謝を丁寧に述べていたのが印象的でした。「毎晩、庭師の大群が庭を植え替えているんです。朝、あなたのために完璧な状態であるように」。
そして、90代になってもパークを一緒に歩き、そのあと必ず「スペース・マウンテンに乗ろう」と言い、乗り終わると「もう一回」とせがんだというジョン・ヘンチさんの思い出。締めくくりは、そのヘンチさんが遺した言葉でした。
「忘れないで。このパークはゲストのものです。私たちはただ、ゲストのために手入れをしているだけなんです」
ジョナス・ブラザーズ|ジョーの初めての言葉は「ガストン」だった
紹介したのは、同じディズニー・チャンネル出身のヴァネッサ・ハジェンズさん。「一言も言わずに通じ合うテレパシーみたいなつながり」を、ずっと憧れて見てきたと語っていました。
3人のスピーチは、笑いと感謝がちょうどよく混ざった、いかにも彼ららしい内容でした。
「僕らのディズニーの物語は、多くのおとぎ話と同じように始まりました。レコード会社にクビにされたところからです」
「ニコロデオンの契約を取らなかったのは、神様のおかげですね」
そして特に会場が沸いたのが、ディズニーとの本当の出会いの話。
- ジョー:『美女と野獣』を観すぎて、人生で最初に発した言葉が「ガストン」だった
- ニック:初期の舞台の仕事のひとつが、ブロードウェイ版『美女と野獣』のチップ役
両親、バンド、クルー、そして妻と子どもたちへの感謝を述べたあと、最後はファンへ。
「僕らをあなたの子ども時代の一部にしてくれて、そしてこの何年も一緒に育ってくれて、ありがとう。ニュージャージーの3兄弟に、想像を超える人生をくれました」
スーザン・イーガン|歴代ベル4人とKATSEYEが祝福
ブロードウェイ版『美女と野獣』の初代ベルであり、『ヘラクレス』のメグの声。この日いちばん演出が凝っていたのが、このパートかもしれません。
まず、スーザンさんに続いてベルを演じてきた4人が登場し、「Beauty and the Beast」を披露。現在の北米ツアーでベルを務めるカイラ・ベル・ジョンソンさんも含まれていました。
そして続くサプライズが、ガールズグループKATSEYEによる『ヘラクレス』の「I Won’t Say (I’m in Love)」。スーザンさん本人が見つめる前での、原曲へのトリビュートとなりました。
スピーチでは、25年間を俳優として、直近7年間はエグゼクティブプロデューサーとしてディズニーのほぼ全部門に関わってきたことに触れつつ、スポットライトの当たらない人たちへ言葉を向けていました。
「私は毎日、業界最高のクリエイター、技術者、アーティストとビデオ通話をしています。彼らは今日私に贈られたようなスポットライトなしで、あの魔法を作っているんです。だからこの賞は、その一人ひとりと分かち合います」

スーザンさんは、この2日前に行われた『美女と野獣』35周年パネルにも登壇していました。そちらの記事もあわせてどうぞ!
クリス・バーマン|「お前の言葉はもう冥王星に向かってる」
ESPNの顔として40年以上活躍してきたスポーツキャスター。紹介したのは、スーパーボウル3勝のNFLレジェンドスティーブ・ヤングさんです。
ヤングさんが語ったエピソードが良かったです。選手を引退してESPNのデスクに座ることになったとき、緊張のあまり完璧を目指しすぎていた自分に、バーマンさんがかけた一言。
「スティーブ、気にするな。お前が言ったことは、もう冥王星に向かってるよ」
「そのとき腑に落ちたんです。大事なのは“本物であること”なんだと」。
バーマンさん自身のスピーチは、プロンプターを使わない完全アドリブ。1979年、24歳でESPNの立ち上げに参加した頃を振り返りました。
「79年、80年、81年。僕らはルイスとクラークでした。太平洋があることは知っていた。ただ、それが一体どこにあるのか全然分からなくて、とにかくそっちの方向に進もうとしたんです」
1997年、ディズニーがABC/キャピタル・シティーズを買収した直後にマイケル・アイズナー氏がブリストル(ESPN本社)を訪れ、「買収の最大の理由のひとつがESPNだった」と語ったこと。そしてスポーツもまた「台本のない物語」だと気づいた瞬間のことを語っていました。
「男でも女でも、年配でも若者でも、裕福でも貧しくても、肌の色が何であっても、僕らは今日も同じ話ができる。『昨日の試合、4thダウンでなんで行かなかったんだ?』って。スポーツは本物のるつぼなんです」
ジェリー・ブラッカイマー|額に入れて飾ってあるシャンパンのメモ
『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ナショナル・トレジャー』などを手がけたプロデューサー。紹介者は、ウィル・ターナー役のオーランド・ブルームさんでした。
オーランドさんが語ったのが、『パイレーツ』1作目の撮影終了後の話。ジェリーさんから高価なシャンパンが1本送られてきて、こんなメモが添えられていたそうです。
「興行収入が10億ドルを超えたら、これで乾杯しよう」
当時としては、かなり強気な予想です。「シャンパンはもちろん、その夜まで残りませんでしたけどね」と笑いを取りつつ、「でもご存じの通り、あの映画は何十億ドルも稼いだ。この話がジェリーという人を物語っていると思うんです。彼は僕らの誰よりも早く、信じていて、分かっていた」と締めていました。そのメモは今も額に入れて自宅に飾ってあるそうです。
エリック・ゴールドバーグ|ジーニーが「ディズニーでの初仕事」だった
紹介はウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオCCOのジャレッド・ブッシュさん。マーチングバンドが「フレンド・ライク・ミー」を演奏し、ジーニーやジミニー、ミーコ、ルイスの着ぐるみダンサーまで登場するという、賑やかな演出でした。
エリックさんは自分の会社を率いる成功したアニメーターだったところ、ディズニーから「開発中の企画のキャラクターをやらないか」と声をかけられます。その企画が『アラジン』、そのキャラクターがジーニーでした。
「ジーニーが僕のディズニーでの最初の仕事だったと言うと、今でもみんな顎が外れるんです。まさに“足から着地した”という感じですよ」
その後も『ヘラクレス』のフィル、『プリンセスと魔法のキス』のワニのルイスを手がけ、『ポカホンタス』を監督。『ファンタジア2000』の「ラプソディ・イン・ブルー」も担当し、100周年短編『Once Upon a Studio』では手描きアニメーションの責任者を務めています。今も紙と鉛筆で描き続けているそうです。
「象が飛べると信じ、人形が本物になれると信じ、ネズミが世界を席巻できると信じるなら——限界は空だけです」
アン・ハサウェイ|「どうやったらレジェンドになれるの?」への答え
紹介したのは『プラダを着た悪魔』の監督デヴィッド・フランケルさん。さらにアナ・ウィンターさん本人からのビデオメッセージまで用意されるという、なんとも粋な演出でした(司会のライアンさんの「悪魔はサングラスもかけている」というコメントが秀逸)。
フランケル監督が明かしたのは、『プラダ』撮影中のこんな光景。
ある日、部屋の隅でヘッドホンをして涙を浮かべているアンを見つけて聞いたんです。「何を聴いてるの?」
「『蝶々夫人』です」
「あの悲劇のオペラ? これ、コメディだって分かってるよね?」——でも、彼女が正しかった。痛みに寄り添うことで、本物の感情の深みが加わったんです。
アンさんのスピーチは、終始「自分は運がいい」という言葉で貫かれていました。前日にパークで過ごした際、お子さんから「どうやったらディズニー・レジェンドになれるの?」と聞かれ、こう答えたそうです。
「運がよくなるのよ」
演技や物語、想像力が大切にされる家庭に生まれたこと。17歳での初のスタジオ作品『プリティ・プリンセス』で、ジュリー・アンドリュースさんから優しさ・忍耐・ユーモア・努力が「無敵の組み合わせ」だと学べたこと。それらすべてが幸運だった、と。
そして最後、感謝の矛先はキャストメンバーとファンへ向かいます。
「世界中のパークやホテルのスタッフから、バーバンクのスタジオ社員、クルーズ船のダンサー、うちの子たちがどれだけ食べても飽きないミッキーワッフルを作ってくれたシェフ、今日ここにいる案内係の方まで。ディズニー・レジェンドという肩書きに意味があるのは、みなさんが毎日、現実の世界に魔法を運んでくれているからです」
ドウェイン・ジョンソン|会場全員で娘の誕生日を祝う
紹介は『ジャングル・クルーズ』で共演したエミリー・ブラントさん。「初めて会ったとき、“ザ・ロック”の虚勢はどこにも見当たりませんでした。ロックというのは演技なんです。一生ものの演技」という切り口が見事でした。
「天使だとは言いません。彼は型破りでルール破りの反逆者ですから。テキーラでついていこうとするのはやめたほうがいい」とイジりつつ、ポリネシア文化の「マナ(神聖な霊的な力)」になぞらえて締めるという構成でした。
ドウェインさん本人は「原稿を書かない主義」とのことで、プロンプターは真っ白のまま登壇。トレーラーパーク育ちの少年が今ここに立っていることへの感謝から始まり、5〜6歳で初めて訪れたフロリダのディズニーの記憶、そして父親になってからの思い出へと続きます。
長女シモーネさんが5歳のとき、プリンセスとの朝食で「目を閉じて願い事をして」と言われた場面。
「あの瞬間の娘の顔は忘れられません。あんな表情、見たことがなかった。そういう体験を作ることが、人生なんだって思ったんです」
そしてこの日がちょうどシモーネさんの誕生日の週末だったことから、会場全員でハッピーバースデーを合唱。歌い終わったあとのひと言が効いていました。
「今みなさんがやったことは、20年前に彼女の中に生まれたものと同じです。彼女が一生忘れない体験を、たった今あなたたちが作ったんです」
締めくくりは、彼が10代の頃に聞いて忘れられないという言葉でした。
「世界は回り続けて、僕らを殴ったり蹴ったり、抱きしめたりする。トレンドは来ては去るし、アルゴリズムはアルゴリズムの仕事をする。でも人に優しくあることは変わらない」
「重要な人物でいるのはいいことだ。でも、優しい人でいることのほうが、もっと重要だ」
ボブ・アイガー|オズワルドは「アル・マイケルズとのトレード」で取り返した
トリを飾ったのは、20年にわたりディズニーを率いた前会長兼CEOのボブ・アイガーさん。現CEOのジョシュ・ダマロさんが「彼がいなければ、私は今ここに立っていないと思います」と切り出し、続いてアル・マイケルズ、ダイアン・ソーヤー、エレン・ポンピオ、ロバート・ダウニー・Jr.、ハリソン・フォードという5人が次々に登壇するという豪華さでした。
「ボブは、このブランドを誰も“所有”してはいないと分かっていました。私たちはただの管理人です。そして彼は、その瞬間のためではなく、長く続くもののために築いてきた。それこそがレジェンドのやることです」(ジョシュ・ダマロ)
そしてアイガーさん本人のスピーチで、パークファン的にいちばん面白かったのがこの話です。
スポーツキャスターのアル・マイケルズさんがESPNからNBCへの移籍を望んだとき、ESPNの責任者は「行かせてやろう」と言いました。しかしアイガーさんは「何か交換で受け取るべきだ」と主張。そこで頭に電球が灯ります。
NBCユニバーサルは当時、『オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット』の権利を持っていました。ウォルト・ディズニーが最初に生み出したキャラクターのひとつです。
「それで思ったんです。よし、アル・マイケルズをオズワルド・ザ・ラッキー・ラビットとトレードしよう、と。そして実際にそうしました」
「だからジョン・ファヴローがオズワルドで進めている企画を観られたのは——アル・マイケルズのおかげです」

実際に2006年に行われた、有名なトレードです。この日のD23ではジョン・ファヴローさんの『オズワルド』新プロジェクトが発表されたばかりだったので、話が完璧につながりました…!
スピーチの後半では、経営者としての自分の役割をこう位置づけていました。
「経営者がやることといえば、小切手にサインして、朝たまに電気をつけるくらいです。コーヒーも淹れました」
「でも何よりも、私たちはクリエイターを支えるためにいるんです。この会社を前に進める本物の才能を。だからこの賞は、ある意味みなさん全員の名前で受け取ります」
20年前にCEOに任命されたときを振り返り、「言葉遊びも込みで言いますが、人生最高の“ライド”でした」と締めくくっていました。
さいごに
最後は「A Dream Is a Wish Your Heart Makes(夢はひそかに)」の歌唱と、11組全員での公式記念撮影。「ディジー!」の掛け声で写真に収まって、3日間のD23が幕を閉じました。
個人的にいちばん残ったのは、受賞者の多くが「自分の手柄ではない」と言い続けていたことです。
- アラン・テュディック「僕の貢献は小さい。喜びの“大使”をやらせてもらっているだけ」
- キム・アーヴァイン「このパークはゲストのもの。私たちは手入れをしているだけ」
- スーザン・イーガン「スポットライトの当たらない人たちと分かち合います」
- アン・ハサウェイ「毎日、現実の世界に魔法を運んでくれるみなさんのおかげ」
- ボブ・アイガー「みなさん全員の名前で受け取ります」
次にパークへ行ったとき、キャストの方にちょっと丁寧にお礼を言いたくなる——そんな気持ちになる授賞式でした。授賞式の様子はDisney+で配信されているので、ぜひ本編もチェックしてみてくださいね!

本記事は現地セッションのライブ翻訳の書き起こしをもとに構成しています。発言は要約・整理しており、一言一句そのままの引用ではありません。ご質問や感想はXやInstagramのDMでお気軽にご連絡ください!
