カリフォルニアディズニー周辺には、直営ホテル以外にも、近くてリーズナブルな“グッドネイバーホテル”が多数あります。このたびふたり旅行記は、年末年始のカリフォルニアディズニー旅行にて、Howard Johnson by Wyndham Anaheim Hotel & Water Playground（略称“Hojo Anaheim”）に宿泊しましたので、宿泊レポをお届けします！
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【基本情報】Howard Johnson by Wyndham Anaheim Hotel & Water Playground
まず、Hojo Anaheimの基本情報を、要点を絞って押さえていきましょう！
- ホテル名称：Howard Johnson by Wyndham Anaheim Hotel & Water Playground（ハワードジョンソン バイ ウィンダム アナハイム ホテル ＆ ウォーター プレイグラウンド）
- 略称：Hojo Anaheim（ホージョー アナハイム）
- 公式サイト等：HP、YouTube、Instagram（部屋の様子を知るのにとっても参考になります）
- カリフォルニアディズニーからの徒歩距離：約14分
- 食事つきプラン：なし
- 施設内ショップ：あり（お菓子・ジュース・お酒・ディズニーグッズ、営業時間7am～11pm）
- 敷地内設備：セルフランドリー◎、プール◎、飲み物自動販売機◎
- 感想：部屋は選べば清潔で可愛い・外の音気にならない・フロント対応◎・エントランスにホームレスの人がいてちょっと怖かった
Hojo Anaheimに決めた経緯・理由
ここでは、ふたり旅行記がHoward Johnson by Wyndham Anaheim Hotel & Water Playgroundに宿泊することを選んだ経緯や理由をご説明していきます。
理由１．ディズニー直営ホテルにうまみがあまりないと感じたから
そもそも、カリフォルニアディズニーには
- 直営ホテル（ディズニーが直接運営、3ホテル）
- グッドネイバーホテル（各別会社が運営、60弱）
の2種類があります。直営ホテルとグッドネイバーホテルについて比較・解説した記事がありますので、詳細はこちらをご確認ください。
上記記事にも書いた通り、以前は、直営ホテルに宿泊することで得られた特典は結構大きかったのですが、最近は、パークレストラン予約優遇やファストパス予約先行実施、などのメリットがなくなり、さらにマジックバンドプラスも直営ホテルのルームキーとして使える便利さがないとなると、正直、直営ホテルへの宿泊特典は「アーリーパークイン」のみという状態です。
それであれば、苦しいくらいの円安時代、少しは節約できた方がよいのかな…とも思い、グッドネイバーホテルに宿泊してみることにしました。
理由２．Hojo Anaheimは他と比較して、可愛い＆清潔そう・安め・近め
Hojo Anaheimは、公式ホームページやInstagram、YouTubeでお部屋や館内の様子を見ていただければわかる通り、ディズニーがモチーフの絵画などが飾られていて、とても可愛い雰囲気で、かつ清潔感が非常にありました。
それでいて、
- 比較的近めではある（グッドネイバーホテルの徒歩距離比較表はこちら）
- 人気どころのグッドネイバーホテル（例：The Anaheim hotelなど）よりも宿泊料金がリーズナブル
ということで、Hojo Anaheimを選択しました。（※近さについては後述しますが、実は予約時にはGooglemapで徒歩11分と表示されていたものの、実際にそのルートは使えず、徒歩14分でした…。）
よりパークから近いホテルもありますが、料金が高いわりに可愛さ＆清潔さも兼ね備えているところは少なく、また、もっと安いホテルももちろんありますが、パークから遠くなり、清潔さや見た目に懸念があり（あくまで主観です）、Hojo Anaheimが総合点で一番高い結果となりました。
宿泊費は、時期やその時空いている部屋にもよって各ホテル異なりますので、Hojo Anaheimが必ず安いとも限りません。いくつか候補となるホテルの料金を比較して見てくださいね！
理由３．情報発信がマメ・メールへの対応も◎
Hojo AnaheimはInstagramなどのSNSの投稿に力を入れており、インフルエンサーと協力して、Instagramでパークを楽しむ様子を高頻度で更新したり、宿泊レポを掲載したりしています。そのため部屋の様子などのイメージが非常につきやすく、安心感がありました。
また、「セルフランドリーはあるか？」「持参した洗剤をランドリーで使ってOKか？」などの質問をメールでしたところ、1日後には返信がありました。回答もとても親切で、とてもよい印象でした。
日本での宿泊レポはとても少なかったので、正直不安もありましたが、海外ユーザーを中心に情報が充実していたので、「安心して選べるな」という思いがあり、Hojo Anaheimに決定しました。
Hojo Anaheimの、ここがよかった！
さて、それではここからは、実際にHoward Johnson by Wyndham Anaheim Hotel & Water Playgroundに宿泊してみた結果、ここがよかった！と思った点を3つ挙げていきます！
やっぱり可愛い＆清潔な客室！
一番Hojo Anaheimにしてよかったな、と思ったのは何といっても、パークから帰ってきた後も楽しい雰囲気を継続できるような、ディズニー関連の絵画と、清潔な客室です。
室内のクーラーが臭くなったり、お風呂がちょっと不潔だったりということは全く感じませんでした。当時は「トコジラミ」が問題になっている時期でしたが、その影響もなく旅行客ばかりの最繁忙期にきちんと清潔が保たれている印象でした。
シャンプーやコンディショナー、ボディソープは用意されています！そのほか洗面台には、固形石鹸もありました。洗顔用の石鹸は持参したほうがよさそうです！
ドライヤーも用意されています！ただ、そこまで風が強くないので、髪が乾くまで少々時間がかかります。
歯ブラシはなかったので、持参してくださいね！
フロントのスタッフさんが優しくて柔軟
ふたり旅行記はフロントの方に、数回お世話になりましたが、どの対応の際もとても親切でした！あまり具体的な事例をお伝えする必要もないかな？と思いつつ、いくつか挙げてみます。
- チェックインの際、あまりに滑らかな英語だったので、「もうちょっとゆっくり話してほしいです」とお願いした時：丁寧にゆっくり話してくれました（笑）。でもお願いする前はものすごい流暢な早口英語で、パークのキャストさんはとてもゆっくり話してくれてるんだな…と改めて認識しました（笑）
- 夜遅い時間のチェックイン：チェックイン当日は夜の閉園まで遊び、前日宿泊したDisneyland Hotelに荷物を預かってもらい、パーク閉園後に荷物を受け取ってその足でHojo Anaheimに向かいました。深夜12時を過ぎていたと思いますが、フロントのインターホンを押したらスタッフさんが出てきてくれて、とても親切な対応をしてくださったので助かりました。
- チェックアウト後の荷物預かり：持参したキャリーだけでは購入品含めて結構パツパツだったので、あとの日程のことも考慮し、Disneyland Hotelでキャリーケースを購入することにしました。その時にはすでにチェックアウト時間が近づいていたため、いったんチェックアウトしてフロントで荷物を預かってもらい、キャリーケース調達後、Hojo Anaheimに戻って、フロントの場所を借りて荷づめをし直しました。荷物を預かってくれたり、ちょっと邪魔になってしまうけれど荷づめを快く許してくれたり、とても優しかったです。
ただ、今列挙してみて思ったこととしては、「日本のディズニー提携ホテルだったら、まずまず普通にやってくれるであろうこと」に対して、アメリカだからとビクビクしすぎていたな、ということです。（笑）
直営でなくとも、Hojo Anaheimもグッドネイバーホテルなので、この程度のサービスはごく当たり前かもしれません。（もちろんチップも渡していますし。）
ペットボトルの水が割と安くゲットできた
Hojo AnaheimにはMID-MOD Marketという、コンビニ兼グッズショップのようなお店が入っています。
が、そこではなく、セルフランドリー近くにある自動販売機のお水が3,4ドル程度で割とお安く購入できます。3,4ドルでも日本円にしたらとんでもなく高額なのですが、「パークと比較したらかなり安い」「このあとどこで水が買えるかわからない」ということで、自動販売機で数本購入しました。
ホテルから徒歩23分と少し遠いですが、ウォールマートがあるので、そこでよりリーズナブルに水を購入する、という方法もあります。
（画像出典：Google Map）
水筒を持参すれば、パーク内で給水できて便利、という案をよく見るのですが、「水筒を清潔に保つ自信がない（洗う場所も乾かす場所もない）」ので、私たちは海外パークで数日過ごす際はぺっどボトル派です。ただ、特に往路の荷物がとても重いです。（笑）
セルフランドリー・館内ショップと、施設が充実
グッドネイバーホテル選びの際に重視した点として、「セルフランドリーがあるか」というポイントがありました。冬服でかさばるので、あまり着替えを多く持っていきたくないというのがあり、できるだけ洗濯ができるホテルを探していました。また、基本的にパークで食事をするので、食事つきプランは不要でしたが、軽く晩酌をすることがあったときに、遅くまでやっている館内ショップがあったらうれしいな～と思い探していました。
セルフランドリーの様子
Hojo Anaheimにはセルフランドリーがあり、台数もそれなりに用意されていました。さらに、カリフォルニアのディズニーはアメリカ内でも比較的アクセスが悪くないからか、洗濯が必要なほど連泊しないようで、洗濯機・乾燥機とも使っている人はほとんどいなかったので、空くのを待つということもありませんでした。
洗濯機には、持参したジェルボールを入れてOKとホテル側に確認を事前にメールでしていたので、いつも通りのジェルボールで洗濯しました。
乾燥機はあまり強いとパークで買った服が傷んでしまうのが怖かったので、一番強いモードではなく、「MED TEMP」というボタンにしました。
上の段は154センチの妻からすると、少し高い位置にあって、中のものが全て取れたか確認するのが難しいので、細かいものは特に、洗濯ネットを持参すると便利です！
館内ショップMID-MOD Market
MID-MOD Marketは、朝7時～夜23時まで営業している、館内ショップです。外から見るとこんな感じです。
場所は1号棟の1階にあります。
中に入ると、大半がディズニーグッズに見えるのですが、少し入って右には、お酒やソフトドリンク、お菓子などの軽食があります。
2泊目の夜は、パーク内のピザプラネットでピザとマカロニチーズをテイクアウトし（テイクアウト用に蓋やカトラリーをくれました、びっくり！）MID-MOD Marketで右に映っているお酒を買って、晩酌しました！
Hojo Anaheimの、ここがう～ん…
予約する前は条件的にとても良かったHoward Johnson by Wyndham Anaheim Hotel & Water Playgroundですが、実際に泊まると見えてくるものもありました…。
そこでここからは、Hojo Anaheimに泊まってみて、正直あまり良くなかった、う～んポイントだったところをご紹介します。
※あくまでふたり旅行記の主観です！！！
やっぱり清潔さ・安心感はディズニー直営か大手ホテルが勝る
本記事の冒頭にも書きましたが、Hojo Anaheimのエントランスには、3泊4日すべての夜にホームレスのおじいさんが一人、座っていました。
これはホテルが悪いのではなく、あくまでホテルは被害者側ではありますが、パークから帰る途中の他のホテルの入り口には、ホームレスの人がいることはなかった（見えなかっただけかも？）ので、すこーし人気が減って、かつベンチがあり長時間居やすいのだろうと思います。
また、掃除中に宿泊ゲストに呼ばれてしまったのか、詳細は不明ですが、朝から晩まで同じところに掃除中の立て看板とバケツがある日もありました。フロントから各棟までの動線（屋外）や、セルフランドリーへの廊下も、深夜だったからかちょっと暗かったです。
前日はDisneyland Hotelに1泊、Hojo Anaheimのあとは、シェラトン・ユニバーサルに2泊というスケジュールだったこともあり、比較対象があまりよくないのは承知しているのですが、やはり清潔さや安全性の観点を重視したいのであれば、ディズニー直営ホテルか、ヒルトン・シェラトン・マリオット系など大手のホテルを選ぶのが無難かと思います。（節約最重視の場合はそうもいきませんが…。）
この写真はシェラトンユニバーサルホテルのエントランスです。比較するのもおかしな話ですが、少しだけ高い程度だったので、大手ホテルチェーンにしておいた方が、ふたり旅行記の不安症な性格には合っていたかもしれません。
MAPで表示されたルートは使えず、実際は徒歩14分だった
実は、Hojo Anaheimを選んだ当初、Googlemapに表示されていた最短ルートは、徒歩11分でした。ただ現地で実際に歩いてみると、表示されていたルートは使用できず、徒歩14分ほどかかりました…。
（画像出典：Googlemap）
予約当時は、12分と表示されていたルートが11分でした。ただそのルートは使用できず、実際には徒歩14分のルートとなりました。
Hojo Anaheimの宣伝をしているインフルエンサーの方々も、実際に徒歩にかかる時間をタイムラプスなどで解説する動画を結構アップしてくれています。が、結果は10分程度だったので、下調べの時間と乖離がなく、Googlemapに表示されているルートが使えない（かつ、皆さんパーク入り口ではなく、リゾートの入り口までの時間を計っていた）ということに気付くことができませんでした。ちゃんと見ておけばよかった…。
さらに、Hojo Anaheim公式サイトでも、徒歩8分と記載されていたので、「近め！」という印象になっており、完全に下調べが甘かったと反省しています。
徒歩11分と思っていたところ、実際には徒歩14分かかり、さらにホテルの部屋に着くまでには+数分かかるので、正直疲れた足には結構なダメージでした（笑）。さらに、道中はリゾート内に比べて薄暗く（←あたりまえ）、道中のホテルに続々と入っていくゲストの人たちを見ると、「近いホテルにすればよかった～…」と心理的にもちょっとダメージが…。
ただ、「じゃあ直営ホテル3つのうち、どれかに連泊したか？」と問われると、やはり費用は圧倒的にHojo Anaheimのほうがリーズナブルですし、直営の中でも価格が控えめなPixar Place Hotelでも徒歩13分なので、疲労という意味では大差ない…。何を優先するか、次回旅行時には改めて熟考したいところです。
紙コップの数が少ない…
細かいところですが、複数日泊まるホテルであれば、できれば紙コップを少し多めに用意するか、さっと洗って何度か使えるガラスなどのカップがうれしいな、と思いました。（これは贅沢の範囲だと思うので、優先順位は高くないですが。）
2人で3泊して、紙コップは全部で4つ。フロントの人に言ってチップを払えばもらえると思いますが、ちょっと少なくて不便に感じる瞬間もありました。
これはシェラトンユニバーサルホテルの写真です。シェラトンはプラスチックのカップが用意されており何度も使え、さらにこれとは別に紙コップも4つありました。何度も使えたほうが複数日滞在するにはやはり便利です。
3～6号棟が低価格だが改装前で不安な口コミ多数
Hojo Anaheimには全部で棟が6つあり、以下の内訳となっています。
- Buildings 1-2（1～2号棟）：改装済、水色基調
- Buildings 3-6（3～6号棟）：未改装、緑色基調
また、一番リーズナブルプランは「客室指定不可」です。その場合、だいたいが画像の“2 doubles economy”の部屋になります。
ふたり旅行記は当初、客室指定不可プランで予約していましたが、3～6号棟の“2 doubles economy”の部屋に決まったとの連絡が入り、急遽空きがあるBuildings 1-2に変更してもらいました。（もちろん追加料金がかかります。）
どうして追加料金を払ってまで、客室を1～2号棟に変更してもらったのか
わざわざ客室を1～2号棟に変更してもらった理由は、改装前の3～6号棟について調べ進めると、かなり悪い口コミが多く、不安に思ってしまったからです。
予約当初から、改装していない棟があること、そこにはあまりよい口コミが付いていないことは軽く知っていました。が、「部屋指定不可だけど、年末の予約を1月の時点でしているゲストなんだから、改装後の部屋になるだろう」と甘い考えを持っており、あまりよくない口コミを見ようとしていませんでした。
しかし旅行数週間前に部屋の決定通知をみて、改装前の棟に泊まることが確定し、改めて口コミを深く深く調べてしまった結果、「カビ臭い」「ほこりっぽい」と衛生的な面でよくない評価をするゲストが多く、実際に泊まったことがない身としては、不安になってしまい、急遽空きがある1～2号棟に変えてもらいました。（咳喘息を持っているので、体調不良につながるのではという懸念もありました。）
きれいな1～2号棟が空いていても、1月の時点で年末の予約をしているゲストに3～6号棟を配分するんだな…というのも、ちょっと誤算でした。（考えが甘かった…。）
公式が運営しているSNSやインフルエンサーが挙げている写真で、3～6号棟の写真はほっっっとんどなく、基本的には改装済の水色基調の1～2号棟の写真がメインです。その清潔感あふれる部屋に、このリーズナブルな価格で泊まれるのはコスパ高いな～！と勝手にイメージを膨らませてしまうのですが、写真付きで3～6号棟の口コミを投稿している人の意見もしっかり把握したうえで、どのプランで宿泊するか検討されることをおすすめします。
まとめ：次回もHojo Anaheimに泊まりたい？
これまでお伝えしてきた、Hojo Anaheimのよいところ、う～んなところを加味すると
「次回は、改装後の1～2号棟の値段と、他の徒歩10分以内のホテルや大手ホテルの金額を比較して、再度検討したい」
と思いました。次回は絶対に泊まりたくない！ということはまったくなく、ミッキーやパークに関するイラストなどが飾られている雰囲気から、旅行の熱がずっと冷めずにいられることは、とてもよい環境でした。
しかし、今回気づいたことを踏まえて、よりよいと思えそうなホテルがないかどうかは、引き続き検討したいな、と思ったのが正直なところです。
皆さんがよいグッドネイバーホテルに出会うための、一つの参考になればうれしいです。グッドネイバーホテルの徒歩分数を一つの軸にしてホテル選びをされたい方は、ぜひこの記事もご覧ください！