「コロナが落ち着いたから少しずつ海外旅行の検討を進めたい!」「ディズニー100周年イベントのためぜひともDisneylandに行きたい!」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランド・リゾートへの旅行を計画されている方に向け、パークチケットのルールや購入方法、事前に確認が必要な注意事項などを解説していきます。
【概要】カリフォルニアディズニーのチケットルール等まとめ
まず、カリフォルニアのディズニーランドとカルフォルニア・アドベンチャーのチケットについて、ルール等の要点をまとめていきます!
- パークチケット料金:1dayパスのみ日付による料金変動制、2day以上は1日当たりの料金が固定
- パークホッパーオプション:1dayパスのみ+65ドル、それ以上は+60ドル(2dayでも4dayでも全日程に対してパークホッパーオプションがトータル60ドルで付く)
- チケット利用には事前の入園パーク選択が必要で、入園パークの選択は120日前から可能(=実質チケットの購入は120日前から可能)
- チケットはキャンセル不可・有効期限あり・有効期限が切れたら条件付きで次回チケット購入の費用に充てられる
- 購入方法は、公式サイト/旅行代理店経由/格安サイトの大きく3パターン
上記の概要を踏まえて、カリフォルニアディズニーのパークチケットについて詳細を確認していきましょう!
カリフォルニアディズニーのチケット料金
カリフォルニアのディズニーランド・リゾートのチケット料金には、2つの要素が関わってきます。
- パークチケット:日数により、1日当たりの料金の計算方法が異なります
- パークホッパーオプション:オプションをつけるか否かに加え、日数により料金が異なります
それぞれについて確認していきましょう!
パークチケットの料金・ルール
パークチケットは、1dayチケットとそれ以外で料金計算の方法が異なります。ただし共通ルールとして、3歳未満児のパークチケットは無料(不要)です!
1dayチケットの料金
- 10歳以上のゲスト:104ドル~、日付による料金変動制です。
- 3~9歳のゲスト:98ドル~、日付による料金変動制です
料金変動制については、混雑度合等により、ティア0~ティア6までの6段階(0が安く6が高い)で設定されています。
例えば、2023年4月~5月の1dayパークチケットの料金(10歳以上)は以下の画像の通りで、最低料金の104ドルの日は多くありません。
2day以上のパークチケット(=マルチdayチケット)の料金
複数日遊べるチケットは、2day~5dayが用意されています。これはマルチdayチケットと呼ばれ、選択する日付によってなんと料金は変動せず、1日あたりの金額は固定です。
日数 | 2day | 3day | 4day | 5day |
---|---|---|---|---|
10歳以上:1日当たり | 143ドル | 120ドル | 99ドル | 83ドル |
3~9歳:1日当たり | 135ドル | 113ドル | 92.5ドル | 78ドル |
パークホッパーオプションの料金・ルール
カリフォルニアディズニーには2パーク(DisneylandとDisney California Adventure)が隣接していますが、1日でパーク間を行き来することを、“パークホッパー”と言います。
- 1dayチケットを購入した人が、パークホッパーオプションをつける場合、パークチケットの料金に加え65ドルかかる
- 2day以上のチケットを購入した人が、パークホッパーオプションをつける場合、パークチケットの料金に加え60ドルかかる
- 2day以上のチケットにパークホッパーオプションをつける場合、“この日だけパークホッパーしたい”という選択制ではなく、全日パークホッパーが可能になるが、料金は何日であってもトータル60ドル
画像の通り、複数日分のチケットについても、パークホッパーオプションは60$のみで全日分オプションの適用が可能ということです。これはお得感があるな~と感じました!
【注意】1dayチケットを複数日分購入したほうが得なことも…
例えば前述の2023年5月2日3日の2日間の場合、両日1dayパスの料金が104ドルとお安い設定です。この両日分のパークチケットを購入する場合、
- 1dayパス(104ドル)×2枚=208ドル
- 2dayパス(143ドル/日)=286ドル
との計算となり、1dayパスを購入するほうが安い計算に…!!!!
パークホッパーオプションをつけない場合、もしくは1dayパスを2日分購入し、1日分だけパークホッパーオプションをつける場合は、2dayパスを購入するよりも安くなります。では、両日にパークホッパーオプションをつけたい!という場合はどうでしょうか?
- 1dayパス(104ドル)×2枚=208ドル+65ドル(パークホッパー1日分)×2日分=338ドル
- 2dayパス(143ドル/日)=286ドル+60ドル(パークホッパー全日分)=346ドル
これでもまだ、1dayパスを2日分購入するほうが安い計算になりました…。
カリフォルニアディズニーのチケットはパーク指定が必要
カリフォルニアのディズニーリゾートに行かれる際は、チケットの手配だけで安心せず“パークの指定を事前に完了したか”を必ず確認してください!以下、パークの指定について解説していきます。
パークの指定って?
公式サイトでの購入時には、以下の手順で購入が進んでいきます。
- チケット種別の選択(1dayか複数日か)
- パークホッパーオプションをつけるか否かの選択
- いつパークに行くかの選択(日付指定)
- どちらのパークに行くかの選択(パーク指定)
- 指定したパークに空きがあればチケット購入完了
パークの指定は入園日の120日前から可能になります。したがって公式サイトからの購入時には、パーク選択が可能になる日=チケットの購入が可能になる日、となります。また、パークホッパーオプションをつけるかたも、午前11時まではどのパークで過ごすかを指定しておく必要があるので、忘れずに登録してください!
チケットを購入しても、パーク指定が完了していなければ入園できない
格安サイトや旅行会社のネットサイト等でチケットを購入する場合、“オープンチケット(日付・パーク指定なし)”を購入しておき、120日前になったら自身でパーク指定の手続きが必要となる場合があります。
例えばミッキーネットさんでチケットを購入する場合、120日前でなくとも、1月の時点で12月分のチケットが購入できるようになっています。購入手順には日付を選択する項目もあるのですが、問い合わせたところ、「日付やパークの指定なしのオープンチケットを購入したのみで、120日前になったら自身でパーク指定を行う必要がある」との回答を得ました。
オープンチケットを購入しても、パーク指定の手続きを忘れてしまったり、行きたいパークがすでに先着で埋まってしまっていた場合は、チケットが手元にあっても当日入園することができません。
カリフォルニアディズニーのチケットの有効期限・キャンセル
チケットを購入したが、旅行の予定が変更になった!行けなくなってしまった!という場合、どのような対応が必要でしょうか?キャンセルポリシーや有効期限などの条件を解説します。
チケットはキャンセル・払い戻しができない
パークチケットに関連する料金は全額返金不可です。購入と同時に料金が発生し、旅程が変更になったなどの理由があってもキャンセル(払い戻し)はできません。ただし以下で説明する通り、別日程への変更や、次回チケット購入時の料金に充てることは可能です!詳しく見ていきましょう!
チケットの有効期限と期限内の日程変更について
カリフォルニアディズニーのチケットには、有効期限があります。有効期限は購入したチケット情報から参照できるほか、公式ページからの購入時にはページ下部に記載があります。
1dayチケットの有効期限と日程変更
パークチケットの購入時には、“日付”を指定する工程がありますが、チケット自体の有効期限は別に設けられています。購入時に指定した日に行けなくなった場合、有効期限内の別日に変更することができます。
もともと購入していたチケットがティア1(比較的安価な日)で、変更後の日程がティア6(一番高額な日)だった場合、追加料金を支払ってもともとのチケットをアップグレードすることができます。(原文:If you have purchased a 1-day ticket through Disneyland.com and wish to use it for a day on which it is blocked out, you can upgrade the ticket (unless otherwise stated in the terms of the ticket).)
もともと購入していた日付のチケット料金が高く、リスケ後の日程の料金が安い場合でも、差額の返金はありません。(原文:No credit or refunds will be given for the non-use of any portion of a theme park ticket’s entitlements (e.g., using a 1-Day Tier 5 Ticket on a Tier 2 date; or only entering one park with a Park Hopper ticket).)
マルチdayチケットを購入した場合の有効期限と日程変更
マルチdayチケット購入した場合も同様に、購入時に選択した日付から変更することができます。公式サイトによると、マルチdayチケットの有効期限は、最初の使用日から13日以内か、もしくは設定された有効期限までの早いほう、となります。
すでに1日分などを使用した場合、最初の使用日から13日以内に使い切らなければいけませんが、それでも連続で使用しなくてはいけないよりは柔軟なシステムですね!
未使用のマルチdayチケットについては、前述の1dayチケットと同様に、差額の返金はできませんがパークの空きがあれば日程を変更することができます!
【朗報】未使用・有効期限切れのチケットは次回購入費に充てられる!
公式サイトによると、「有効期限が切れた完全未使用のチケットは、新しいチケットの購入価格がもともと購入したチケット購入時に支払った金額以上である限り、希望する訪問日に有効な新しいチケットの購入に充てることができます」との記載があります。
念のため公式チャットでも相談してみたところ、以下のルールであることの回答を得ました。
- 有効期限が切れてもお金が無駄になることはない
- 有効期限が切れた場合は、次回のチケット購入に費用を当てることができるが、次回のチケットが元のチケットの金額の同額か上回る金額である必要がある
- 次回のチケットが元のチケットよりも安い場合は購入資金に充てられない
カリフォルニアディズニーのチケット購入方法
これまでのチケット情報やルールを把握したあと、いよいよ購入手続きに入ります。
チケットの購入方法は大きく3種類
カリフォルニアディズニーのチケットは、以下の3つの方法で手に入れることが可能です。
- 公式サイトで購入
- 格安サイトや旅行会社のサイトで購入
- 旅行代理店などに代理で手配してもらう
それぞれのメリットデメリットなどを含め、細かく見ていきましょう!
公式サイトで購入するメリット・デメリット
メリット・デメリット
公式サイトでパークチケットを購入することのメリットは以下の通りです。
- アカウントを作成してから購入するので、購入後すぐにアカウントに情報が連携される
- パーク選択をチケット購入時に行うので、行きたいパークに空きがなかったら購入をしないという選択がその場でできる
- 1dayチケットの取り扱いもある
公式サイトでパークチケットを購入することのデメリットは以下の通りです。
- 英語表記の中で購入が必要なので英語に不安があると苦戦することもあるかも
- 料金が格安サイトよりも高いことがほとんど
公式サイトでのパークチケット購入手順
Disneyland Resortのアカウント作成
WDWのMy Disney Experienceのアカウントを持っている人は、同様のアドレスとパスワードでログイン可能です!
アカウントを初めて作成する人で、ディズニープラス(動画配信サービス)を利用している人は、ぜひディズニープラスに登録しているアドレスでアカウントを作成してください!(ディズニープラス会員限定の割引キャンペーンがあったりするので、アドレスを同一にしておくとお得なことがあります!)
Disneyland Resortの公式ページにアクセスし、Create Accountから上記の画面が表示されますので、必要事項を入力してください。
購入したいチケット種別の選択
Parks&Ticketsから、チケット購入画面に入ります。
チケットの種別を選びますが、大体日本人観光客などが適応されるofferチケットはないので、スタンダードを選択し、行きたい日数を選んでください。
①は1day、それ以外(②~⑤)はマルチdayパスポートで、パークホッパーオプションも60ドルになります。
チケット購入の人数とパークホッパーオプションの必要有無を設定
日数の選択のあと、旅行に行く人数の選択をします。
お友達とそれぞれで購入したい場合は、1人分にしてもよいですが、2人分をあらかじめまとめて購入すれば、「パークが埋まっていた!!」というハプニングも防げますし、決済時に氏名なども登録できるので後々の予約管理が便利です。
人数の指定が終わったら、One Park Per Day(1日1パーク)か、Park Hopper (1日で2パークを行き来する)かを選択します。
この画像では、2dayパスを選択した工程の画像を使用しているので、パークホッパーオプションは60ドルになっています。
ここまで選択したら「Continue」を選択して次に進みます。
パークチケットの日付を選択する
日付の選択画面になりますので、行きたい日を選択してください。
この画像では、3月1日を起点として、3月14日まで選択が可能です。最初に使用した日から13日間有効なので、13日後の3月14日まで選択することができます。旅程によっては連続で入園しない、ということができるのは柔軟性が高いですね!!
ここまで選択したら「Continue」を選択して次に進みます。
パーク指定と、チケットと併せて購入するものの選択
日付指定をしたら、入園するパークが選択できるようになります。どちらに行きたいか、それぞれの日付について選択してください。パークホッパーオプションがついていても、午前11時までは選択したパークに入園します。
パークチケットの購入と併せて、ディズニージーニープラスをすべての日数につけることができます。表示は2×50ドル/チケットですが、これは2人分×50ドル(1人25ドル×2日分)という意味で、ディズニージーニープラスの料金が1日1人25ドルであることを示しています。
駐車場の利用兼もここで併せて購入できるようですね!
確認画面→購入画面→決済情報等登録画面へと進む
これまで選択してきたチケットなどの情報により、現在いくらですよと表示が出るので、問題がなければ「Continue」を選択して次に進みます。
格安サイト等での購入のメリットデメリット
格安サイトでパークチケットを購入することのメリットは以下の通りです。
- 日本語で購入できるサイトがある(ミッキーネットや楽天など…楽天は安くないがポイントがたまる)
- チケット自体は1年前から購入しておけるサイトもあるので為替の値動きなどをみて節約ができる可能性がある
- 公式サイトよりも安いことが多い
格安サイトでパークチケットを購入することのデメリットは以下の通りです。
- チケットを購入しても別途パーク指定をする必要があることがほとんど
- 1dayパス単体の購入ができないことがある
- チケット購入後、チケット番号の発行にどれくらいの時間がかかるか事前に情報を得ないと、ぎりぎりのスケジュールだと不安が残る(チケット番号がわからないと、パーク指定などができない)
よく紹介されている格安サイトは、kkday、KLOOK、ミッキーネット、UNDERCOVER TOURISTなどがあります。
旅行代理店でチケットを購入するメリットデメリット
旅行代理店に依頼してパークチケットを購入することのメリットは以下の通りです。
- 購入の手続きをお願いし、進捗なども確認しやすい
- パーク指定の方法などもわからなかったら問い合わせに対応してもらいやすい
- 旅行パックの料金に含めてもらい一括で支払いを済ませられることもある
旅行代理店に依頼してパークチケットを購入することのデメリットは以下の通りです。
- チケットを購入しても別途パーク指定をする必要があることがほとんど
- 手数料がかかるので割高なことが多い
パークの事前指定はディズニーのアカウントに紐づける以上、やはり最後は自分での作業が発生すると思うと、旅行代理店に依頼するメリットは薄そうです。
さいごに
カリフォルニアディズニーのチケットについて、全貌をまとめてまいりましたがいかがでしょうか?パークの指定ができなかったらどうしよう、キャンセルができないならいつ買ったら安心かな…など不安な点もありますが、じっくり検討して購入しましょう!