【カリフォルニアディズニー】アトラクション解説~1955年開園時から残る14種~

カリフォルニアディズニー1955年からのアトラクション

カリフォルニアディズニーには「ディズニーランド・パーク」と、次に開園した「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」の2つがあります。この記事では、世界初のパーク「ディズニーランド・パーク」のアトラクションのうち、1955年の開園当初から現在も残っているアトラクションの一覧や内容・歴史などのトリビアをご紹介します。

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【リスト】カリフォルニアディズニー開園当初からあるアトラクション

カリフォルニアディズニーの「ディズニーランド・パーク」が開園した1955年から現在まで、全14のアトラクションが継続して稼働しています。

★マークは日本にない!1955年からあるアトラクションリスト

  1. King Arthur Carrousel(キングアーサー・カルーセル)
  2. Casey Jr. Circus Train(ケイシージュニア・サーカス・トレイン)★
  3. Storybook Land Canal Boats(おとぎの国のカナルボート)★
  4. Dumbo the Flying Elephant(空飛ぶゾウのダンボ)
  5. Mad Tea Party(コーヒーカップ)
  6. Peter Pan’s Flight(ピーターパン・フライト)
  7. Snow White’s Enchanted Wish(白雪姫の魔法の願い)
  8. Mr. Toad’s Wild Ride(トード氏のワイルドライド)★
  9. Disneyland Railroad(ディズニーランド鉄道)★
  10. Autopia(オートピア)★
  11. Mark Twain Riverboat(蒸気船マークトウェイン号)
  12. Jungle Cruise(ジャングルクルーズ)
  13. Main Street Cinema(メインストリート・シネマ)★
  14. Main Street Vehicles(メインストリート・ビーグル)(★)

カリフォルニアディズニーHP・アプリで一覧を見る方法

カリフォルニアディズニー公式サイトやアプリで、1955年から続くアトラクションの一覧を表示することができます。

公式HPで一覧を見たい方は以下の方法をお試しください。この方法で表示させると、一つひとつのアトラクションの詳細にもすぐにアクセスしやすくておすすめです。

カリフォルニアディズニー公式サイトで1955年からのアトラクションを探す方法

アプリで見たい方は、以下の方法でご覧ください。マップ上で表示させることができるため、場所の確認がしやすいです。

公式アプリで1955年からのアトラクションを見る方法

アトラクション詳細・トリビアをご紹介!

ここからは、1955年から残るアトラクション14種を一つひとつ見ていきます。カリフォルニアディズニー公式サイトには、多くの歴史や秘話などの情報が記載されており、その内容や調べた情報を含めて、知っておくとよりアトラクションを楽しめる内容を盛り込んでいます!

★マークは、日本にはないアトラクションを意味しています!

King Arthur Carrousel(キングアーサー・カルーセル)

キングアーサー・カルーセル
画像をクリックすると、出典元のカリフォルニアディズニー公式サイトの該当ページが開きます

このアトラクションは、メリーゴーランドですが、ただのメリーゴーランドではありません。

ウォルトは、ロサンゼルスにあるグリフィス公園で、自身の娘さんたちがメリーゴーランドに乗っている様子を見て、“ディズニーをモチーフにしたパークを作ろう”と思考を巡らせたとのことです。そのため、メリーゴーランドはパーク誕生の象徴であり、キングアーサー・カルーセルは、とても重要な意味を持ちます。

このカルーセルは、もともとカナダのサニーサイドビーチパークで使われていたものを、ウォルトが買い取りました。買い取った当初は、馬以外にも、キリンや鹿などの動物やそりのような形の座席もありましたが、ウォルトの「誰もがアーサー王のように疾走する馬に乗ってほしい」という考えにより、追加のアンティークの馬を組み入れる改修を行ったとのことです。

このアトラクションは朝から晩まで稼働していますが、花火を伴うショーの時間帯は、パーク内を暗くする必要があることから、休止される場合がありますのでご注意ください。

Casey Jr. Circus Train(ケイシージュニア・サーカス・トレイン)★

ケイシージュニア・サーカス・トレイル
画像をクリックすると、出典元のカリフォルニアディズニー公式サイトの該当ページが開きます

このアトラクションは日本にはありませんね。ダンボに登場する機関車“ケイシージュニア”がけん引するサーカス列車に乗って、いろいろなディズニー作品の世界を巡ることができます。

公式サイトによると、以下の名所を巡るので、ご注目ください!とのことです。

  • アレンデールの村とアナと雪の女王のエルサの氷の宮殿
  • 三匹の子豚わら、棒、レンガの家
  • ピーター・パンに出てくる手入れの行き届いたロンドンの公園
  • ピノキオのアルプスの村
  • 不思議の国のアリスに出てくる英語村
  • アラジンの王都アグラバーと不思議の洞窟
  • 『リトル・マーメイド』のエリック王子の宮殿とトリトン王の水中城
  • 『白雪姫と七人の小人』の小人のコテージ
  • シンデレラに出てくるフランスの田舎の村と山頂の城
  • ララバイランドの巨人のパッチワークキルト
  • イカボッドとミスター・ヒキガエルの冒険のキノピオ・ホール

そりの形をしている車両は、前述したキングアーサー・カルーセルをサニーサイドビーチパークから買い取った当初にあったもので、カルーセルの改修時に外し、この列車に移植しました

また、このアトラクションライド中に流れている音楽は、白雪姫やピノキオにも携わった、フランク・チャーチルさんと、ネッド・ワシントンさんによって書かれた曲だそうで、視覚・聴覚ともに楽しめるアトラクションですね!

Storybook Land Canal Boats(おとぎの国のカナルボート)★

画像をクリックすると、出典元のカリフォルニアディズニー公式サイトの該当ページが開きます

こちらも日本にはないアトラクションです。前述したケイシージュニア・サーカス・トレイルと同じスポットを水上から巡る、12人乗りのボートのアトラクションです。

※特に注目なスポットは、こちらもケイシージュニア・サーカス・トレイルと同様ですが、以下の通りです。

  • アレンデールの村とアナと雪の女王のエルサの氷の宮殿
  • 三匹の子豚わら、棒、レンガの家
  • ピーター・パンに出てくる手入れの行き届いたロンドンの公園
  • ピノキオのアルプスの村
  • 不思議の国のアリスに出てくる英語村
  • アラジンの王都アグラバーと不思議の洞窟
  • 『リトル・マーメイド』のエリック王子の宮殿とトリトン王の水中城
  • 『白雪姫と七人の小人』の小人のコテージ
  • シンデレラに出てくるフランスの田舎の村と山頂の城
  • ララバイランドの巨人のパッチワークキルト
  • イカボッドとミスター・ヒキガエルの冒険のキノピオ・ホール

ケイシージュニア・サーカス・トレイルと、おとぎの国のカナルボートのルートは上記地図の通り、重なっています。線路が列車、水路がボートのルートです。

お城に近いので、花火を伴うショーの際には、休止される可能性があります。

Dumbo the Flying Elephant(空飛ぶゾウのダンボ)

空飛ぶゾウダンボ
画像をクリックすると、出典元のカリフォルニアディズニー公式サイトの該当ページが開きます

日本でもおなじみで、ダンボに乗って空を飛び、レバーで上下に飛行する高さを操作できるものです。

空飛ぶダンボのアトラクションの後ろには、テントがあるのですが、そこにはバンドオルガン(昔の遊園地でアトラクションのBGMを流すために使われていた自動オルガン)が置かれており、なんと1915年にGavioli & Cie(オルガン製作会社)により作られたものだそうです。

花火を伴うショーの時間帯は、アトラクションが休止される可能性があります。

Mad Tea Party(コーヒーカップ)

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不思議の国のアリスのマッドハッターが主催するティーパーティーをイメージしたアトラクションで、日本にもありますね!

カリフォルニア、WDW、パリ、香港、日本の5つのパークには、Mad Tea Partyのコーヒーカップ型アトラクションがありますが、上海のみ、プーさんをモチーフにしたアトラクションになっています。くるくる回ること自体に変わりはありませんが、プーさん版も見てみたいですね!

Peter Pan’s Flight(ピーターパン・フライト)

ピーターパン・フライト
画像をクリックすると、出典元のカリフォルニアディズニー公式サイトの該当ページが開きます

こちらもおなじみ、ピーターパンたちと一緒に、空高く飛ぶ冒険に出かけられるアトラクションです。

そこそもピーターパンというアニメーション作品は、イギリスの劇作家・童話作家のジェームズ・マシュー・バリーさんが作った“ピーターパン”の戯曲や本(大人になることを拒否する12歳の少年を描いた作品)の内容に基づいたものなんだそうです。

花火を伴うショーの際には、休止されることがあるようです。

Snow White’s Enchanted Wish(白雪姫と魔法の願い)

白雪姫
画像をクリックすると、出典元のカリフォルニアディズニー公式サイトの該当ページが開きます

こちらも日本でおなじみですね。白雪姫のアトラクションです。

公式サイトには、もともとあった古典的な演出に加えて、新しいシーンについても記載がありました。

新エフェクトや白雪姫のダンス、パイを焼く香り、邪悪な女王の魔法の本、泡立つポーション(魔法の薬が入った瓶)のコレクションなど、新しいシーンに注目してください!とのことです。

花火を伴うショーの時間帯は、休止される可能性があります。

Mr. Toad’s Wild Ride(トード氏のワイルドライド)★

Mr. Toad's Wild Ride
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このアトラクションは日本にはないもので、原作を知らない方も多いのではないでしょうか。

アトラクションのモチーフは、ディズニー映画「The Adventures of Ichabod and Mr. Toad.(イカボッドとミスターヒキガエルの冒険)」で、1955年の開園当初からありますが、1983年に、風格のあるヒキガエルホールが追加されたそうです。また、様々なシーンと新しい細かな設定、特殊効果でより強化されたということです。

こちらもお城に近いので、花火を伴うショーの時間帯は休止される可能性があります。

どうやら根強い人気があって、カリフォルニアでは定番のアトラクションのようですし、とても個人的な話ですが親戚がこの「トード氏(ミスターヒキガエル)のグッズが欲しい」と言っていたので、ぜひディズニープラスで予習してからアトラクションに乗ってみてください。

Disneyland Railroad(ディズニーランド鉄道)★

ディズニーランド鉄道
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18分間でパークを一周するディズニーランド鉄道は、アトラクションとしても魅力的ですが、停車駅が計4か所あり、パーク内の移動手段としても便利です。一日中、5~10分ごとに各駅に列車が到着するダイヤになっているので、直近の列車を逃してしまっても、少し待てば乗れそうです。

日本にもウエスタンリバー鉄道というアトラクションがありますが、当時の日本では地方鉄道法により「2地点以上を結ぶ鉄道輸送は私有地内であっても鉄道事業」という制約を受け、乗り降りが1つの駅のみになっています。(その後、法律の内容が緩和され、ディズニーシーのエレクトリックレールウェイは2駅でも私有地内なので鉄道事業とはみなされずに済んでいます。)

ディズニーランド鉄道の停車駅を示した略地図です(公式サイトより)。駅名は12時の位置から時計回りに、ミッキーのトゥーンタウン→トゥモローランド→メインストリートUSA→ニューオーリンズスクエアです。ディズニーランド・パークに入って一番最初に見えるのが、メインストリートUSAにある駅です。ニューオーリンズスクエア駅で聞けるモールス信号は、パーク開園時のウォルトのスピーチなんだそうです。

ディズニーランド鉄道では現在、5種類の列車が走っています。オープン当初のスポンサー“サンタフェ鉄道”へのリスペクトが込められた名前とそのルーツは以下の通りです。

  1. C.K. Holliday(1859年にサンタフェ鉄道を創業した、サイラス・カーツ・ホリデイより)
  2. E.P. Ripley(1895年の組織再編成後のサンタフェ鉄道初期社長、エドワード・ペイソン・リプリーより)
  3. Fred Gurley(1958年当時のサンタフェ社長、フレッド・ガーリーより)
  4. Ernest Marsh(1959年当時のサンタフェ社長、アーネスト・マーシュより)
  5. Ward Kimball(例外!ディズニーのアニメーター、ウォード・キンボールより)

5つ目の名前は1~4と異なり、アニメーターの名前です。これまでの列車には、「本物である」ことを印象付けるため、ディズニーのキャラクターをデザインに採用しない方針だったのですが、5つ目の列車には、ウォード・キンボールさんの代表作「ジミニークリケット」にちなんで、ジミニークリケットの箔押しがされているそうです。

運転席の側面や車両に列車の名前が記載されているので、ぜひ注目してみてくださいね!

特定の風の条件下のみ、花火を伴うショーの際は、運行が休止される可能性があります。

Autopia(オートピア)★

オートピア
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日本には昔、トゥモローランドにグランド・サーキット・レースウェイという車を運転するアトラクションがありましたが、そのもととなったアトラクションです。カリフォルニアのオートピアのスポンサーは、ホンダです!

当時のアメリカの交通事情として大きなイノベーションだった、「高速道路」と関係性の深いアトラクションです。日本に以前あったアトラクションに乗ったことがある方は、なつかしさも込めてぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。

Mark Twain Riverboat(蒸気船マークトウェイン号)

マークトウェイン号
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トムソーヤ島の海賊の隠れ家を巡る14分間の旅で、雄大なミシシッピ川を上り下りした歴史的な船を忠実に再現したものだそうです。船は蒸気船で、航行するアメリカ川の水を蒸気に変換し、動力としてボートを進めています。

「マーク・トウェイン」とは船用語で、蒸気船が座礁しない安全な深さを意味する言葉(“by the mark, twain”)だそうです。これは、“トムソーヤの冒険”などの著者であり、ウォルトの個人的なヒーローであるクレメンスさんのペンネームでもあり、その名前からマークトウェイン号と名付けられたそうです。

Jungle Cruise(ジャングルクルーズ)

ジャングルクルーズ
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日本にもあるジャングルクルーズと、大枠はほとんど変わらず、船長のシャレの効いたギャグと、当時最新技術だったオーディオアニマトロニクスで本物のジャングルにいるかのような体験ができるクルーズです。

当時ディズニーランドの建設現場となった地は、オレンジの木ばかりが生えていましたが、何とかジャングルに見せるため、オレンジの木を上下逆さにして植えなおした、という話があります。

また、2013年以降のホリデーシーズンには、ジャングルクルーズが期間限定で「ジングルクルーズ」として運営されています(実施されない年もあったようですが)。クリスマスモチーフの内容に一部クルーズ内容が変更されているようですので、旅行時期が合う方は、ぜひ乗ってみてください。

Main Street Cinema(メインストリート・シネマ)★

メインストリート・シネマ
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ビクトリア朝時代のマーキー(天蓋)が迎えてくれるこの映画館では、6つのスクリーンで以下の短編映画が一日中上映されています。

  • 蒸気船ウィリー、1928 年 
  • プレーン クレイジー、1928 
  • ヘラジカ狩り、1931 年 
  • 交通トラブル、1931 年 
  • ドッグナッパー、1934 
  • ミッキーのポロチーム、1936年

各映画の長さは6~8分で、上記短編映画は、長編映画の前にセットで放映されたものだそうです。また、蒸気船ウィリーは、ウォルトが監督し、自分自身でミッキーの声を演じたことでも有名ですね。

Main Street Vehicles(メインストリート・ビーグル)★

Main Street Vehicles
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4種類のヴィンテージ車両に乗って、メインストリートUSAを移動する、アトラクション兼移動手段です。車両の種類はこちら。

  • Horse-Draw Street Car:馬が引く昔ながらのトロリー 
  • ジトニー:屋根のない初期の自動車 
  • 消防車:最初の消防車のレプリカ 
  • オムニバス:ガソリン式オープンエア2階建てバス

乗り降りの場所は、パーク入り口近くのシティーホール付近と、眠れる森の美女のお城前のセントラルプラザです。

日本にもオムニバスはありますが、馬が引いてくれるトロリーなどはないので、ぜひ見てみたいですね!

さいごに

今回の記事を作成するにあたり、大半の情報はカリフォルニアディズニー公式サイトに解説文として載っており、情報量の多さに驚きました。また、その情報を一部補填・事実確認するためにGooglemapで地図を調べたり様々な会社の歴史を調べるほか、THE Disney Wikiの情報も参考にさせていただきました。

パークのシステムを一通り網羅することに時間がかかってしまうと思いますが、もし旅行前日でも、調べもののちょっとした息抜きでも、この記事の情報がワクワクを膨らますために役立てば幸いです!

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